五行詩 初夏を待ちながら
レタス

枯れた公園の人は疎らで
みな肩を狭めている
5月には香る薔薇が咲き誇り
恋人たちは手を握り
至福を味わっていた


月の光に照らされて
レタスが芽生える5月
いまは寂しい季節だけど
ぼくたちは手を握り
日々を重ねてゆく


木々の若葉が
二人を祝福してくれる
5月の風に撫でられて
ぼくたちは微笑みながら
明日のうたを歌おう


自由詩 五行詩 初夏を待ちながら Copyright レタス 2024-01-23 22:38:47
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