一月の雨降り
ひだかたけし

アスファルト冷え 
一月の雨降りひたすら

相合い傘の恋人達
歩む眼の光揺れ

時を燃やし時の溶け

 垂直に雪崩れ落ちる
   神霊達の光滴
 妖艶の群れ 浴びる瞬間、

意識の未知燃え立ち上がり

アスファルト熱帯び
一月の雨降りに
冷え込む大気に
視界 一層明るみ

相合い傘の恋人達
合一の小宇宙から、 

無名の涌出 輪郭為す。







自由詩 一月の雨降り Copyright ひだかたけし 2024-01-17 16:16:20
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