フルオブライフ
ねことら
フルオブライフ、
透明度の高い日々だった
言い換えれば僕たちの
一つ一つ箱詰めにされた
コワーキングスペース
揺れること、かすかな
軸を保ちながら
君の硬い輪郭線で、描かれる占有
ここは
夜の密度が薄くて
スローモーション
カメラは
永続的に固定された
記号の夜だ
何もない
何もない
何回でも
いいから
気がつけば降り積もる
プラスチックの花葬、
緩やかに再送されて
いいね、とても
君に
似合うと思う
自由詩
フルオブライフ
Copyright
ねことら
2024-01-14 22:08:40
縦