忘れ物を探して
足立らどみ
いつも貴方は真の実力を眠る胸に秘めて
夢幻のかなたへ委ねてしまう
響く才能の音はますます遠くなっていく
いつものことで大手を振る者が先に進む
卒業していく才気あふれる者たち
旬の果実は若き日の輝きを失わず
取り扱いを忘れてますますツヤツヤと
青年の声
老人ホームで響く
残る余生に寄り添いゆく
夢たちよ
関係のない世界は不幸の影が広がり
憂さ晴らしの言葉がときおり舞台を荒らし
それでも何故なのか真実の糸が交わる
人生はパズルなぜかしら解けないわけ
自由詩
忘れ物を探して
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足立らどみ
2023-12-31 00:22:56