意識の光景19◯意識というもの
ひだかたけし

うっすら淡い黄の光に包まれた木立、

朝なのだろうか夕なのだろうか

時間がふっと透明になり

地を敷き詰めた落ち葉たち、
透明な時間に舞い上がる
漆黒に渦巻く闇から解放され

うっすら淡い黄の光に抱かれた木立、

時間が溶け消えてゆくこの場にて

過去からの流れ未来からの流れ
合流し水の色の空に鮮やか
軽やか枝葉の絡まり合い、

出来する 意識というもの。



自由詩 意識の光景19◯意識というもの Copyright ひだかたけし 2023-12-28 18:28:14
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