意識の光景17◯対照のヒビキ
ひだかたけし
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
歓びの眩しさ
命の純粋
恐ろしい迄の
命の威力
新緑の季節、進み深まり
街道沿いの落葉樹たち、
枝葉を繁茂させ絡ませ合い
五月の青空、五月の風に
その偉容をなびかせて
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
歓喜に眩しく
生命の律動
戦慄する迄の
生命の貪婪
*
季節の果て、冬の到来
生命の力動、萎靡沈滞し
密やかな眠り 吹き荒れる十二月の寒風に
裸木たち、今にひっそり 立つ
自由詩
意識の光景17◯対照のヒビキ
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ひだかたけし
2023-12-27 16:27:21
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