五行歌 夜想
レタス
見間違えるほど
美しくなってゆく君は
夢の中で何をみているだろう
夜毎ぼくは眠れなくて
ウイスキーを舐めている
庭園に落ちると感じた刹那
ぽとりとひとつ紅い花
西の空を見上げては
雪降る日もまじかと
吐息つく
おはよう
おやすみ
そんな言葉が欲しくて
ぼくは戸惑い
点滅するボタンを押した
自由詩
五行歌 夜想
Copyright
レタス
2023-12-26 00:56:47
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