宇宙の秒針
ひだかたけし
雨が
少しばかり
降った夕、
濡れそぼった
喧騒の街が
包み込む円球に悶え
内側から
破裂しそうに
なりながら
一日の針を
間断なく進めていく
無常の時流に
垂直に吹き込む神々の息、
青に黄金の艶めき
喧騒の街、
鎮めて
自由詩
宇宙の秒針
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ひだかたけし
2023-12-11 16:36:23
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