詩想35〇魂のうた
ひだかたけし

悲しみが落ちていた
喜びが舞っていた
憂鬱が染み込んだ
恐怖が沸き立ち
不安が揺れていた

風に落ち葉、震え運ばれ 
かさこそ何処とは知らず

時が過ぎていく日々が終わっていく

けれども、

透徹と彼方を眼差し

私は進む、進む、前へ前へ もっと前へ
絶望にも希望にも支配されず虚無に向かい合い
風に運ばれながら時を肉を踊りうねり躍り

 魂の内鳴る愛に霊性に触れる瞬間、

〉わたしという存在を支配出来るのは私だけなのだから〈

この肉体の滅び迄、

私だけなのだから と。



自由詩 詩想35〇魂のうた Copyright ひだかたけし 2023-11-18 17:18:47
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