干し柿
夏川ゆう

子供の頃
あちらこちらで見かけた
今はあまり見かけない

干し柿は美味しい
子供の頃は好きではなかった

開発が進むほど
昔らしさは何処かに消え
寂しさを感じてしまう

味が独特過ぎて
子供の頃は食べられなかった

寒くなると食べたくなってくる

食べ頃になると
白くなってくる
一つ食べればもう一つ食べたくなる

日本の風景
干し柿がある風景


自由詩 干し柿 Copyright 夏川ゆう 2023-11-17 07:52:08
notebook Home