意識の光景8(改訂)
ひだかたけし

まぁるい乳房
天に向け

くねる、

巨大な肢体
白々と

うっすら青み帯びる空間に、

飛び跳ね 沈み静まり返り 飛び立ち
打ち叩く 静かさの暗闇を 打ち刻む

 輪を為す無数の恒星の
 巨大な輝き 垂直の宇宙

くねり屈曲する、

まぁるい乳房
天を眼差し

巨大な肢体の白々と、

夜闇漆黒の疼き蠢き切り裂き切り開き

無意識の了解の内に、

私性の向こう普遍のヒビキ

鮮やか明確に聴き取りながら。


自由詩 意識の光景8(改訂) Copyright ひだかたけし 2023-11-15 18:32:33
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