意識の光景6
ひだかたけし

ひゅるるひゅるる
木枯らしひゅるる

ひかりぴかり
雲間に光り

 層成すこの世界が
 タナビク濃淡灰の色
 うねり重なり鳴
 とナリ、
 いよいよ異様
 その内面晒し

わたし、なんだか
しらずしらず
のうち
白く真白く
意識の透過
されゆき

  、

 ひゅるるひゅるるひかりぴかり 
 木枯らし雲間に光り
 棚引く濃淡灰の色うねり重なり

ひろいひろい天空天球、

 〈無のさなか顕現する有〉

巨大な動体と成り鳴り響きます。















自由詩 意識の光景6 Copyright ひだかたけし 2023-11-11 17:10:40
notebook Home