自由律短歌 札幌落葉歌
荒井 修一郎


 落葉の 紅葉一枚 二枚三枚 探している秋
 
 白樺の 葉の数だけが なんとなく いつか見上げた 秋の暮れと思う

 何も考えず ただ水槽の 魚を見 あさにひるに かんがえないとき

 クサガメの 水槽に棲む あきはもう もうすぐ寒い 年を迎える

 霜月の ストーブ一つ 占拠して 心はもうすぐ 白雪のまど

 札幌落葉歌


短歌 自由律短歌 札幌落葉歌 Copyright 荒井 修一郎 2023-11-08 19:00:42
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