いつまでもいる
かち

鎌倉の改札秋寒し

泥水のような缶コーヒー話しかけても答えない

秋の雨歩けば歩くほど薄れる意識

秋の雷存在はだんだんほどけて消える

七里ヶ浜欲しくもないものを欲しがっている

秋の海いつまでもいる

夜寒からっぽなものによりかかる



俳句 いつまでもいる Copyright かち 2023-10-14 02:53:39
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