白桃
かち

寝起きは夜中でもまぶしく

かたちがある白桃

出れば開けた土地に霧

秋気は強烈な感情しかしわたしのではない

他人にも自分にも向かわなければ天に向く

朦朧さではない秋の意識のうすさは

深夜噛む噛む戻し椎茸の甘さ


俳句 白桃 Copyright かち 2023-10-06 03:44:51
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