めばちこ
這 いずる

はあ?と鳴くばかりの馬鹿がいたのだろうな、と、偉い人たちが呼び込む甘さが、新しい何者にもなれないような、そうそれ、私達のようなみだりに人に優しい、褒められるべき有言実行が、飛んで弾けて消える。追い詰められているのがどこの誰でも、呼び声となるには弱い。空見て、きれいでしょ。それだけが朝の確かな夢であって、歩む歩数が重ねていく実地が、良からぬ噂を呼んだとしても、してもだよ、なんで遠慮する?人のことばかり好きな、人ばかり好きな、人間ごときが。巣から抜け出したまゆちゃんがどんなに幸せであろうとも、あれは私の幸せじゃないから、て、言い訳じゃないんだ、ほんとなのに、なのになんで、本当だとする。良い子。いい子になれたら、それがよかったね。


自由詩 めばちこ Copyright 這 いずる 2023-10-02 18:50:54
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