Heaven And Earth3(改訂)
ひだかたけし

永年の王国を冷徹な光の矢が貫く
刃の一閃に天使は光球を掴み
次第に静まり返っていく

小舟の柔らか純白の海を
己真に欲することに導かれ
時の溝掘り時の狭間を渡り行く

 (次々溢れ生み出される力、
 自らを在らしめる意志に従い
 存在を秩序を創り矛盾に打ち壊し)

小舟の柔らか純白の海を
己真に欲することに導かれ
時の裂け目起こし瞬間漂い渡る

 (聖杯は運ばれて行く不断に
 生と死の狭間に在る者に依って
 生と死の狭間を超え生成の次元へ)

永年の王国を冷徹な光の矢が貫く
刃の一閃に人々肉塊から叫び
次第に静まり返っていく

やがて混沌の 世を地球を呑み込み














自由詩 Heaven And Earth3(改訂) Copyright ひだかたけし 2023-10-02 18:04:20
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