潮さいの町
zenyama太郎
僕は
潮さいの町を
ゆっくりどこまでも歩いていきたい
繰り返すさざ波だけを聞きながら
ゆっくりどこまでも歩いていきたい
沖を通る貨物船を眺めながら
ゆっくりどこまでも歩いていきたい
ああ!こんなにおだやかな気持ちになったのは
何年ぶりだろう
夢中になって海で遊んでいた子どもの頃が
なつかしく思い出される
僕は
潮さいの町を
ゆっくりどこまでも歩いていきたい
自由詩
潮さいの町
Copyright
zenyama太郎
2023-09-18 21:28:14