詩想12〇アクセス
ひだかたけし
優しく円かな熱を帯び
アナタの声 細やかに大胆に
拡張し収縮し懐かしく憧れ
沸き立つ意識の浜辺に
小さき蟹の群れ無数
赤い残響の内に戯れ
横走り去る波打ち際
湧き立つ意識の浜辺に
(多層多次元から垂直に成るこの世界
変化するもの無常なるもの永久なるもの
映す私の意識によって生み出されたものとして私の意識に映る)
優しく円かな光を放ち
アナタの瞳 黒々と奥深く
拡張し収縮し哀しく歓び
明ける空無の中程一点、
何かが盛んに合図を送り
意識の浜辺波打ち赤々輝き響き
何かが何かカガヤキヒビキ