秋
本田憲嵩
ひとすじのつむじかぜが
ひとりの短距離走ランナーとなる
そのように秋が
いちまいの枯れかけの葉となって
もうコーナーを曲がってゆく
いつのまにか 私が秋である秋、
自由詩
秋
Copyright
本田憲嵩
2023-08-29 22:35:59
縦