trash on garbage
竜門勇気
僕は何もかも考え尽くしたつもりで
毎日を過ごしている
それがどんな悲しい出来事を連れてきても
そうやって過ごすことは
透明で素晴らしいことだと信じているからだ
日々は不愉快な結果しか起こさない
まるでハズレくじだけの箱の中に手を突っ込んでるみたいさ
なにもない一日の終りに残された
最後の力で摘み上げる紙切れにはいつも
「おまえの負けだ、また明日」
僕は信じている
影のなかで行くべき道はまだたくさんあって
明日にならなければわからないことが
この闇の中でうろたえているこの時間は
無意味なだけで必要な時間だって
遠く過ぎ去った青春の話を
しなきゃいけないんだ
どれほど今と違ったとしても
過去が消え去ったりはしないだろが
おろかものめ
日々が不愉快を確かめるための
機械になっていたとしても
続けていく