Light Of Home(新訂)
ひだかたけし

瞬間の伸び広がりに死を眼差す

異郷に目醒め
熱風吹き抜ける
青銅の大地に身を宿し
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている

)もうどうしようもなくなったとき
)ただたましいに祈りをささげ
)閉ざす瞳の奥にダイヴしろ

時間の裂け目に澄み死を見つめる

遠い地平に灯がともり
君は堪まらず泣き出し
溢れて来る懐かしさと
瞳の奥底震える想い出

(それには決してとどかない
そこには決してリーチしない)

黒い縁取り
低い唸り
刻まれていくビート
うねるグルーヴ

遠い地平に建つ
家の光が今、閃き

深い眠りに死を超える、
太古からの刻印
想い出の予感響き渡る。




自由詩 Light Of Home(新訂) Copyright ひだかたけし 2023-08-07 11:31:39
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