夜想71〇BLACKOUT
ひだかたけし

貴女は歩み入り遠去かる
貴女は遠去かり歩み入る

あたたかなほのかな熱おびる私に
夜陰に響く遥かな声 大切なんだ

(闇に暮れゆく空、眺めては
既に別離しあなたを想い)

綴られて行く旋律のヒビキ
そのアンドロギュノスの声

真摯な真剣の最中 突然 笑い出す
それは太陽と月に眼差され照らされ

抉られる瞬間、優しく温かな熱 込められ
メタファでもシンボルでもなく実在の在り難さ
メロディのビートのリズムのヒカリのヒビキだ

  *

貴女は歩み入り遠去かる
貴女は遠去かり歩み入る

ああ なんてことだろう!

僕はアナタを手離してしまった、

あの雪降る夜に灯る明かりに 懐かしく憧れ

理想と現実のギャップ、

生き失神し。
















自由詩 夜想71〇BLACKOUT Copyright ひだかたけし 2023-08-03 20:15:37
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