ハッピーバースデイ
tonpekep
郵便局へ行く方角から
とても苦しい声がして
(と言ってもそれは自分の感情で)
ハンドル ブレーキ みんな操作効かなくなったりして
と言ってもルールはもうすでに
あそこの雲だって知っているはずだから
時間だってそんなに焦ってぼくを見逃したりするはずはない
通帳に記入された恐竜たちが
もう絶滅しそうだったので
少しエサを与えてみたりしたけど
みんな元気そうでもなく
どこかへ行きたがっていた
バイバイという声がずっとしている
ぼくの形はどこか崩れてきて
今日誕生日を迎えてみたりしたけど
それでもちゃんと影から老化して
すこしづつ ついてくるのが遅くなってきていた