夏の舞台
ひだかたけし

無音の
白い小部屋に
太陽の昇り、

どす黒く萎びた
紫陽花と
みんみん蝉の
執拗な鳴き声と

燃える夏の熱気に
憂鬱な梅雨蒸発し

無音の
白い小部屋
白いまま

昇る太陽の黄金、

私という意識の水脈
巨きな光の強度に照明し

内なる他者の踊る舞台、

新たな次元に創設する。








自由詩 夏の舞台 Copyright ひだかたけし 2023-07-23 17:13:09
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