一八ニ九
服部 剛

俺が一番、
と密かに燃えているうちに
末広がりな八の視界は開けてきて
幾度もの挫折の後に
二(ふ)っ と力の抜けた
日の夜
九人の侍が和になって
キャッチボールをする夢の中

ボールが僕に、飛んできた 










自由詩 一八ニ九 Copyright 服部 剛 2023-07-17 12:01:23
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