詩想の楔
ひだかたけし

響く光の余韻、
浄福なる感触、

それは到来し
それは逃れる

白眼の月と裏庭の太陽

  *

真紅の薔薇 咲き乱れる花園に
切り裂かれ 残響する霊性の香

直進する時に詩想の楔、打ち込み
うっすらと開ける瞬間、掴み捉え














自由詩 詩想の楔 Copyright ひだかたけし 2023-06-27 17:34:59
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