初恋
utsuwa

きらきらひかる
わたしの遊園地は
暗闇のなか
世界を彩っていた

頭のなかの
わたしの遊園地で
ぬくもりのなか
空を飛んでいた

貴方に出会った
あの日

翼が堕ちたわたしの背中は
コンセントの穴のようで
朝日の差した部屋のなか
零れたお茶が
きらきらひかっていた


自由詩 初恋 Copyright utsuwa 2023-06-27 16:14:40
notebook Home 戻る