心に雛菊を抱きながら
ひだかたけし

心に雛菊を抱き
淡い光のなか遊ぶ
静けさと均衡保ち

その時を待っている、

記憶のさらに奥から
現れ出る瞬間の光景
肉体から離れ出た魂
というリアル、
意味は枯れていき
永遠の跳躍の内に
呑まれ姿を消す、
その時 詩の言葉
新た改めよみがえる
確かな光放ちながら

諦念と希求の狭間で
心に雛菊抱きながら
淡い光のなか静観する、
表象複合を永遠の象徴を

繰り返し繰り返し、

静けさと均衡ひたすら保ち
その時をその瞬間 待っている

予感の、肉の病の彼方、

待っている



自由詩 心に雛菊を抱きながら Copyright ひだかたけし 2023-06-03 17:41:40
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