夜想56
ひだかたけし

突き抜け逸脱していく
響きの渦巻き
木霊する声を聴く

ひたすらしずまり
とおいちかい魂から
あらわれとどけられ

柔らかく逸脱していく
響きの渦巻き
木霊する声を聴き
ながら



わたしの肉の病 宙
に解き放たれ
ハレルヤ!
言語を超えたコトバ、
意識の一時の集中に

掴み取る。







自由詩 夜想56 Copyright ひだかたけし 2023-05-26 21:46:50
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