余音
日朗歩野

一段 一段
階段を登る
二階につく

そんなことさえ
新鮮に感じる日

ふわり
記憶が消えたかのよう

あと何回 
夏を迎えられるだろう

汚れた窓ガラスが
光を和らげている





自由詩 余音 Copyright 日朗歩野 2023-05-21 09:35:02
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