白昼夢
ひだかたけし

かしずく女達の微笑み
中央を目指し
いたるところに花は在り
初夏の雨降りに己を見失う

誰か を 心から求め
結局違う他人の手を握る

かしずく女達の微笑み
真ん中で均衡とりながら
いたるところに花は在り
初夏の雨降りに己を見開く

次々ドア開けていっても
行き着く場所 は
剥き出し現世界のマンマンナカ
花々片手に誰と何と 出逢う?

白昼夢、ただ内底 光の瞬きが眩しくて







自由詩 白昼夢 Copyright ひだかたけし 2023-05-12 19:31:02
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