ナマ唾
ナンモナイデス


けだるい午後です。
青い海に目をやると、
廃工が浮遊している。
そうです、蜃気楼なのです。
乾ききった喉をうるおさなければ。
日照りで目がくらみます。
立ち眩み、立ち眩み…
自販機があります。
生ビールのとなりに怪しいのがあります。
”ナマ唾”
目を凝らすと白い柱時計が見えました。
白昼夢、a happy白昼夢…





自由詩 ナマ唾 Copyright ナンモナイデス 2023-05-10 20:11:59
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