夜闇の孤独
ひだかたけし
夜闇に
明るく点す灯のように
緑の街路樹 揺れに揺れ
街灯に照らされ鮮やか
波打ち唸って叫んで
なんて孤独なんだろう
宿命だよ、孤独は
欺瞞に満ちたこの社会で
孤立だけ 回避して、
交際 共にチーズケーキ食べ、
そして孤独に自らを立ち上げて
日々の営みに潜行する
夜闇に
明るく点す灯のように
緑の街路樹 揺れに揺れ
街灯に照らされ鮮やか
波打ち唸って叫んで
世界の核心 在ることの
迫り切実に
解き放たれる 我、
自由に泳ぎ
時を裂いて
到達した地点、出発点。
自由詩
夜闇の孤独
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ひだかたけし
2023-05-06 22:28:32
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