五月の君
藤原 実

マッチ擦り尽くしても鎮まりきらぬものわが内にあるを知るか君

一プラス一の答えにたどりつくまでの迷宮なのか人生は

言の葉の裏を返して見てみたい 時には長い手紙を書いて

見えていてすでに海は記憶のなか砂に埋もれる五月のかもめ

立棺を開ければ一望荒野なり五月の君もふと目覚めずや


https://twitter.com/pesyankoitigo/status/1653955911776624640?s=20


短歌 五月の君 Copyright 藤原 実 2023-05-04 14:02:02
notebook Home 戻る