願う
日朗歩野

内蔵が捻じれ
視界を失い
地に足がつかず
手をつきたくても
手もつけない
息も吸えず
泣くことも出来ない
そんな瞬間を思い出しては
君が
ただただ自然であればと願う

自然に任せ
見守りながら
優しい 楽しい 嬉しいだけを
君に伝えて
君がそうで在れればと願う

願えども 願えども
尽きることはなく
より一層
心を込める




自由詩 願う Copyright 日朗歩野 2023-04-29 22:26:03
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