歌 に 成る
ひだかたけし

時無き持続に
吸い込まれ響く

声 は

遥か遠く近く生々しく

天使が大地を蹴る午前三時、
暴力に支える理性を超えて

何かにナニカに 近付いて
自在に使える腕が欲しくて

夢見がちに微睡み覚醒しながら 
言語以前へ言語以後へ駆け抜け
じぶんがじぶんから遠去かって

常ならざるものへの眼差し保ち、

貴女の瞳の奥に宿る歌 に 成る。


自由詩 歌 に 成る Copyright ひだかたけし 2023-04-29 20:20:57
notebook Home 戻る