カフカ
ねことら

つめたい
匂い、縁取りは
複数のかけら
こぼして
きらきらと、して
積もったことを
そんなにも、きれいな
両手で
拾うように
きみは、


言葉は、薄く
ひかっただろう
けど大丈夫、わたしは
ここにいて
いつも、しずくを
浴びているから


拝啓、
この陽射しより、遠く
何者でもない、きみの
とても大切な
歌のこと










自由詩 カフカ Copyright ねことら 2023-04-23 18:09:59
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