春が来たら
短角牛

病室にいる間に 桜は散ってしまった

それはしょうがないことですね 誰にともなく納得する

それでも

いつかこの腕が いつかこの足が 私を迸らせる 

そしたら

狂ってても 独りよがりでも

私は私の、春に飛び込む





自由詩 春が来たら Copyright 短角牛 2023-04-19 20:27:27
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