夜想46〇熱
ひだかたけし

厚板一枚で隔てられた
向こう側へ
飛翔する
手前、

在ります、あるものヒビキ在ります、ありがとう

荒れ狂う日々を終え
静かさに委ねる日々

病身引き摺りながら夜の一時 安らぎ

厚板一枚で隔てられた
向こう側へ
飛翔する

熱、肉体に流出し熱く厚く覆い貫き

私、自我

踊り躍り続けること、止まない病まない


自由詩 夜想46〇熱 Copyright ひだかたけし 2023-04-15 19:43:21
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