独り言4.13
zenyama太郎
○「登山の効用」
山に登って
青空を眺める
山の空気を吸う
山ガールと話す
よみがえる青春
○「虐待」
世の中の皺寄せが
最後は子供へ行く
○「ハゲ頭」
僕もオヤジに似てきて
侍のように禿げてきている
血筋はあらそえないようだ
しかし、後ろハゲやてっぺんハゲよりも
いいと僕はひそかに思っている
後ろから見えるハゲは
なんか後ろめたい気がする
○「終活」
初めて通る道ならば
一寸先は闇
極上への一本道なのか
地獄への一本道なのか
○「介護」
一人暮らしのばあちゃんが救急車で運ばれた
遠くにいる子供に民生委員が連絡を取ろうとすると
それだけはやめてくれという
子供には迷惑かけたくないからという
まわりには迷惑かけても
子供には迷惑かけたくないという
○「入院」
僕のまわりに今ガンなどで入院している友人知人が
三人いる
山に登った写真を送ると
お前は動けていいねえ!という
○「人生いろいろ」
*40過ぎで結婚して子どもは諦めていた従兄の娘が
44歳で出産することになった
5月目で妊娠に気づいたという
夫に妊娠を知らせたら
急に言われても
と言われたという
*同級生の話である
去年旦那が亡くなったのもつかの間
今度は長男の嫁が亡くなった
残された5人の孫の世話に
古稀を過ぎた同級生が追われている
*93歳のおばあちゃんが
2日間施設にお泊まりした
帰ってきた日に98歳のおじいちゃんが
おばあちゃんに「お前は寂しくなかつたか」と聞いた
そして「俺はとっても寂しかったけど」と言った