童夢
ひだかたけし
通り掛かる街角で
不思議な三角や五角形
浮かんでは消え浮かんでは
優しく柔らかに瞼くすぐり
遠い夢見の一時を
円かに綴り懐かしむ
清々しい外気、
澄み渡り包み込む
この青空の午後に
初老の私の意識奥まり
微睡む午睡の幼子が、
ルウ ルウ ルウ
夢見の中で
歌っている
自由詩
童夢
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ひだかたけし
2023-04-09 17:49:56
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