夜想41
ひだかたけし

滲むように昇る
朝の陽、

なにものも犯せぬ
この世界、

此処に留まる
此処がすべて

此処に入る、深々と

魂、歌に放ちながら
言ノ葉、声に散らしながら

この奇跡を、

眼差す瞳 在り
いつでも
黒々と、黒々と






自由詩 夜想41 Copyright ひだかたけし 2023-04-07 19:15:02
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