独り言2.18
zenyama太郎

○「小遣い稼ぎ」

僕のまわりの年金生活者で
週2、3日ぐらい働いて
小遣いぐらいは稼ぎたいという人が少なくない
ところが我が田舎はそういう働き場所がなかなかない
県都にいる従兄は
今度マンションの管理人の仕事が見つかったと喜んでいる
常駐ではなく
都合のいいときに勤務すればいいということである
簡単な仕事で
仕事ができれば特に年齢制限はないということである
本人は大好きなゴルフ代を稼げるし
奥さんは息抜きができるし
万々歳であるといって喜んでいた
のもつかの間
持病が急に悪化して自宅で療養することとなった
世の中ままならぬことである


○「天然記念物」

うちのワイフは
学生時代「天然記念物」と呼ばれていた
ある日大学の先輩から
「付き合ってくれ」と告白された
それで真面目なワイフは
「付き合うってどういうことをすることなんですか」
と真顔で聞いた
それを聞いて先輩はしばらく当惑していたが
「それは野球を一緒に見に行くことだ」
と答えた
それで後日二人で野球を見に行った
もちろん二回目はなかった







自由詩 独り言2.18 Copyright zenyama太郎 2023-02-18 10:08:36
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