はじまりの唄
なつき
不定形の想いの
崩れるその先には
俺にはまだ解らぬ
謎だらけの轍が
埃を被っていた
誰にも知られぬまま
涙枯れ果てて
叫んでみたって
誰も追いつけぬ
肋を急くだけ
何故だろう、生きるのってこんなにもしんどくて
ただ普通でありたかっただけなのに
見果てぬ夢、三たび散った
二度とない後悔、躰が軋む、でも嫌いじゃない
のし掛かる愛
さぁ、行こうか
自由詩
はじまりの唄
Copyright
なつき
2023-02-17 18:54:50