門前にて
ひだかたけし

城郭の門前に
控える
兵士たち、

聴き取ること不可能な
冬の大地の振動に
凍え耐え待機し



城郭の門前に
控える
兵士、

あらゆる光景と現の見通し
独り語る、
内から流れ出る熱に導かれ

輝き責負う未知、慈しみ育み


自由詩 門前にて Copyright ひだかたけし 2023-02-16 20:26:57
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