独り言2.2
ホカチャン

○「この道」
この道は
母におぶわれて
通った道

この道は
友と遊びながら
登下校した道

この道は
遠くの大学へ入学する日に
祖父母が杖ついて見送ってくれた道

この道は
お土産を手に
新妻と実家へ急いだ道

この道は
母の亡骸を
火葬場へと送った道

思い出のいっぱいつまったこの道を
僕はUターンして
朝夕歩いている


○「闇バイト」
犯罪なのに
闇バイトというと
犯罪のにおいがしなくなる
そのへんの普通の兄ちゃんでも
やれそうな気がしてくる
パパ活もそうだ
女学生が学費を払うために
仕方なくやっているような雰囲気がある

○「自然のリズム」
人間は機械じゃない
いつも一定というわけにはいかない
強い弱いがあるのが
自然のリズムだ
心も体も自然のリズムで動いている

○「官房機密費」
政府はいいなあ!
僕も官房機密費のようなへそくり持ちたいなあ!












自由詩 独り言2.2 Copyright ホカチャン 2023-02-02 09:01:34
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