エインスベルの反逆(二)
朧月夜

ライランテ大陸では、各地でドラゴンたちと、兵士たちの戦いが
繰り広げられてた。そんななかエインスベルはその身を隠す。
祭祀クーラスは、これを絶好の機会と捉えていた。
アースランテ、ラゴス、ファシブルを滅ぼすものとして、

祭祀クーラスは災厄を捉えていたのである。
クールラントには、千頭のドラゴンのうち、
わずかなドラゴンたちが降臨しているだけだった。
しかし、祭祀クーラスは、クールラントがライランテ大陸を支配するものと心得ていた。

だが、そこには二人の敵がいた。フランキス・ユーランディアと、
エインスベル・アリア・ガルデである。この二人は、
国家と祭祀クーラスへの忠誠を誓いつつ、それぞれに反逆を考えていた。

二人の思惑は、それぞれ異なることなるものながら、クールラントの和平を考えていた。
二人は、ジギリス・ア・アルヌーを今期の国王として考えていたのである。
ジギリスは政治的な才覚を持ってはいなかったが、ある程度のカリスマを所持していた。


自由詩 エインスベルの反逆(二) Copyright 朧月夜 2023-01-31 03:38:55
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クールラントの詩