evergreen
ミナト 螢

夜と朝の間で
目を開ける

光と影が
折り紙のように
生まれる街で

美しいものを
見るたびに
何か返事を
したいと思った

僕なら声で
猫なら尻尾で

星をなぞりながら
今日が始まる

もう目印はない
青いだけの空を
迷わず歩いていくつもり

メロディに
乗り遅れた
言葉を放って


自由詩 evergreen Copyright ミナト 螢 2023-01-28 09:49:37
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