からだ
soft_machine
不思議なくらい
なめらかになる
上へ
下へ
游ぐように 及んで
赤へも 青へも
眠るように誘う ご覧
ひかりを畏れない
矮星
今もことばを 発するだろうか
それとも 二度目を
生れたろうか
どうしても優しくなる 激しい
淡さも 脆さも
退屈も 諦めも
前へか
後へか
傾くだろうか 備えもなく
こうしてことばが 彫られてゆく
名も無い塔の
太陽が
赤くて 青くて
どちらも 乾いた
月の
白さか
短さ
可思議ではない こころ見せて
まっすぐ で
かわいい 器官
歪 だからだ